24/7

24時間、週に7日。妻であり、母であるわたしの雑感。

ゴールデンウィークを前に、真っ先にしたいこと。

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育休中の夫とのアレコレや、最近の炎上案件・Domaniでのワーパパ座談会の記事など、色々と書きたいことは溜まっているのだけれど、緊急性の高いものから。

 

ゴールデンウィークが迫っている今、沖縄では「麻疹(はしか)」が流行しており、連休で沖縄への旅行客が増えることによって、全国的な流行に広がることが懸念されている。

都道府県が出している罹患状況報告をみると結構深刻な状況なのだけれど、TVなどではあまり報道されていないのは何故なのだろう?

 

 

わたしは小児科の先生がTwitterなどで警鐘を鳴らされていて知ったのだ。(詳細は上記の先生のブログがわかりやすく丁寧だと思います。)

 

麻疹(はしか)とは(国立感染症研究所のHPより)

 麻疹は麻疹ウイルス(Paramyxovirus 科 Morbillivirus属)によっておこる感染症で、人から人へ感染します。感染経路としては空気(飛沫核)感染のほか、飛沫や接触感染など様々な経路があります。感染力はきわめて強く、麻疹の免疫がない集団に1人の発症者がいたとすると、12~14人の人が感染するとされています(インフルエンザでは1~2人)。

 麻疹ウイルスの感染後、10~12日間の潜伏期ののち発熱や咳などの症状で発症します。38℃前後の発熱が2~4日間続き、倦怠感(小児では不機嫌)があり、上気道炎症状(咳、鼻みず、くしゃみなど)と結膜炎症状(結膜充血、目やに、光をまぶしく感じるなど)が現れて次第に強くなります。

 その後、体温は1℃程度下がり、その後半日くらいのうちに、再び高熱(多くは39℃以上)が出るとともに、発疹が出現します。発疹は耳後部、頚部、前額部から出始め、翌日には顔面、体幹部、上腕におよび、2日後には四肢末端にまでおよびます。発疹が全身に広がるまで、高熱(39.5℃以上)が続きます。

 

感染力はインフルエンザの10倍、空気感染し普通のマスクで防ぐことは出来ない。5歳以下の抵抗力の低い乳幼児や大人になってからの初めての感染は重症化しやすく、重症化すると何らかの障害が残る可能性もある。怖い。怖すぎる。

大人になってから感染し、大変なのはおたふく風邪も麻疹(はしか)も一緒。おたふく風邪が怖いという話は以前書いた通りだ。

 

www.twentyfour-seven.xyz

 

連休中に空港や大型の駅、イベント、商業施設・・・どこも大混雑だと思うけれど、そんな中に感染者が紛れ込むとさぁ大変。パンデミック待った無しなのだ。

 

うちのメンバーの麻疹ワクチン接種状況は以下の通り。

  • 夫(34歳)1983年生まれで麻疹ワクチンは1回接種が推奨されていた時代。母子手帳など手元にないため、接種状況不明。「麻疹にかかったことがある気がする」と言っているが詳細不明で家族にも確認が取れない状況。
  • わたし(35歳)夫と同じく1983年、1回接種が推奨されていた時代。実母が母子手帳を保管しており、1回接種していることが確認されている。また、結婚後妊娠を希望しているから妊娠前に・・・ということで、MRワクチン(麻疹風疹混合ワクチン)を接種。更に、第1子妊娠時に風疹の抗体が低く、出産直後にMRワクチンを接種している。
  • 上の子(2歳)1歳になった直後にMRワクチン(第1期定期接種)を接種済み。
  • 下の子(0歳4か月)未接種

 

さて、上記の4人で一番危険なのは誰でしょう。

紛れもなく、下の子(0歳4か月)だろう。抵抗力の弱い乳児、ワクチンも未接種。定期接種は1歳からとなっているが、ガイドライン上は生後6か月から接種しても良いということになっているそうだが、そこにも満たない。

そして次に危ないのは、夫だ。

 

 

色々と調べてみると、夫やわたしのように1977年〜90年(28歳〜41歳位の人まで)は定期接種1回の世代で免疫が低い可能性がある。またこの頃使用されていたMMRワクチン(麻疹・おたふく風邪・風疹混合ワクチン)が重篤な副作用をもたらしたという例があり、ワクチン接種を取りやめた親も多い世代でもあるとのこと。

自分自身の母子手帳で接種の記録が確認できない場合は未接種とみなして、大至急ワクチン接種の予約を取った方が良いのだそう。

 

当然、わたしは夫に強く言った。「沖縄で麻疹が流行っている。都内でも感染者が出た。急いで麻疹の予防接種してきてほしい。」夫は言った。「そうなの?俺、麻疹かかったことあると思うよ・・・」すぐには動かない。何度も言う。「子ども達の免疫が出来上がってない。大人が感染したら重症化する。それと共に子ども達にも感染して家庭内パンデミックにでもなったら一生恨むから。」何度も繰り返し頼んで、ようやく岩が動いた。

かかりつけの病院に連絡をするも、すでにMRワクチンの在庫が薄くなっている。いくつかの病院に問い合わせてようやく接種出来そうなところが見つかった。もっと早く動いてくれれば、病院を探す苦労も無かったしわたしも無駄にイライラせずに済んだのに・・・(小声)

 

妊娠中の女性が麻疹にかかると、ご本人だけでなく赤ちゃんにも影響が出る恐れもある。しかし、妊娠中にはワクチンは打てない。うちの下の子のように生後まもない乳児でワクチンが打てないこともある。こういう場合は、家族など周囲の人がワクチンを打って感染しないよう守るしかないのだそう。(コクーン戦略というそうです)

うちのコクーン(繭)は夫がワクチンを打つことで一応完成。今できる限りのことはした。後は極力、人混みを避けるしかなさそう。

 

既に品薄になっているようですが、28歳以上の子育て世代のお父さん・お母さん。これから子どもを持ちたいと思っている方も、ぜひ急いで麻疹ワクチンを接種してください。そうすることで感染の拡大が防げるんです。ワクチンを打てない小さな子を持つ親からのお願いです。

 

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