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24時間、週に7日。妻であり、母であるわたしの雑感。

東京医科大の入試問題で育休夫と激論!?ケンカ勃発か?

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とにかく、とにかく残念で仕方がない。

 

東京医科大入試のニュース。

一生懸命努力をしても、性別が女性だというだけで、減点される。いや、女子学生のスタート地点が元々何十メートルも後ろにあって、そこからヨーイドンで走り、前を走る男子学生に追いつき追い越し、勝った人だけが入学できる?そんな風にも見える。そんなおかしなことがあっていいのだろうか?それが医学部入試界(そんな世界があるかどうかは知らないけれど)では半ば当たり前、常識のようになっていたらしいことにも驚きを隠せない。

 

今回もわたしは家で一人憤慨していた。

「マジであり得なくない?ほんっと酷い。信じられない。」

夫は「また始まったよ・・・」という顔で、わたしを見た。いつもそうだよね。

「今回の事、酷いなって思うよ。思うけど・・でもさ、何がそんなに悪いのかちょっとわからない」

 

!!!

えーーーーーーっ!!!

 

女性が!差別!されてたの!!女性というだけで!!減点されてたんだよ?(怒)

 

 

興奮して唾を飛ばす勢いで話すわたしに、夫はタジタジになりながら

「わかってる。わかってるって。結局何がこんな大騒ぎを引き起こしてるの?減点してたから?減点して調整してることを隠してたから?じゃあ「女子学生は減点してます」って公表してたら良かったの?「男子学生の定員は70人で女子学生の定員は30人です」って書いておけばこんなに騒がれなかったの?」

 

時に夫は、わたしの思っても見なかったことを言い出す。すごくびっくりする。

 

更に、淡々と続ける。

「大学入試の選考方法は大学の自由というか・・・大学自身の裁量じゃない?特に東京医科大は私学なんだし。今回の件は確かに公表してない方法で選考していたことは問題だと思うけど、もし公表されていたら、学生は東京医科大を受験しないという選択肢だってあったんじゃないかな。」

 

う、う~ん。そう言われてみたら、そうかもしれない。

男女で点数が異なること。定員が違うこと。それらが入試要綱に書かれていたのだとしたら、この大学は「そういう」大学なのだと冷ややかな目で見こそすれ、こんなに憤慨はしなかった、かも。広く公にされていない方法で秘密裡に選抜されていた事が腹立たしさを増幅させたんだな。

 

かと言って、この業界全体にはびこっている明らかな性差別を見逃す事ってしたくないけど。でもすぐに熱くなって、周りのこと見えなくなるわたしに対して、夫の斜めから見る目線は新鮮で、置き去りにしていた事柄を思い出させてくれる。

 

夫が育休を取ってから、わたし達は以前にも増してよく話すようになった。

大体はわたしが今回のように「これって酷くない?!おかしくない?」と言い出して、夫がじっくりじっくり言葉を選びながら持論を展開する。それに対してわたしはそうだねと思ったり噛みついたり。

そうしながら、夫はこういう考えをする人だったんだなぁと驚かされる事が多々ある。育った環境が似ていて、様々な面で価値観や考え方も似ていて、長く付き合ったし結婚してからもそこそこ月日は流れたけれど、まだ知らない面が沢山だし、実は考え方が違うことも色々あったんだなぁ、と。

今、改めて夫を知る良い機会になっている。育児という大きなタスクを通して、育休という素晴らしく貴重な時間を使って、自分自身とパートナーを見つめ直す良い機会になっている。

 

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