24/7

24時間、週に7日。妻であり、母であるわたしの雑感。

妊娠9か月、帯状疱疹になりました。

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ある晩のこと。
いつものようにわたしの右側に寝ていた子どもが寝返りをうった拍子に、かかとがわたしの左上まぶたに直撃をした。

「いっっっったぁ〜…」

熟睡も一気に吹き飛ぶくらいの衝撃。お腹がはち切れんばかりに大きくなったので、横寝しか出来ない事が仇になった(?)。子どもの寝相は凶悪で、いつ何時、お腹を蹴られるかわからないなとドキドキしていたけれど、まさかまぶたを直撃するとは。


その数日後、お昼寝をさせようと添い寝をするわたしに、どうしても絵本を読んでほしい子どもが絵本を押しつけてきて…
ガツッ…!!!

「いっっっったぁ…」

絵本の角が、わたしのひたいの左上の頭皮に突き刺さった。


どちらも子どもに悪気がないのはわかるけど、踏んだり蹴ったり、ならぬ踏んだり殴られたりで、泣きたくなる。

1日、2日たっても痛みはひかず、そのうち左まぶたは赤みを帯びてきた。
「そのうち、青く変色してボクサーみたいになるんじゃない?」


ところが、だ。
翌朝、眉毛を描こうと鏡に近づくと、痛い箇所がかぶれたようになっている。これまではツキツキ位だった痛みも、チクチクとズキズキといった具合にバリエーションが増えている。何かがおかしい。

怖くなったわたしは、早速「まぶた かぶれ 痛い」で検索。そしたら出てくる出てくる。色んな情報が!わたしと同じような症状がないかと画像検索をすると、こちらも似たような…もっと酷い症状の画像がどんどこ出てきた。

更に怖くなり、皮膚科に行くことを決意。やっぱり診てもらうことが一番。


皮膚科のこざっぱりとした女の先生は一目見るなり「あっ、水疱になりかけてますね!帯状疱疹だ!」と。


帯状疱疹とは
帯状疱疹は、水疱瘡を起こすウイルスと同じ「水痘・帯状疱疹ウイルス」によって起こる病気。水疱瘡は子供の頃にかかって1週間ほどで治るが、ウイルスは消滅せずに身体の中に潜んでいる。この潜んでいたウイルスが復活して再度活発になるために、帯状疱疹を発症してしまう。
身体の左右どちらかにピリピリ・チクチクと刺すような痛みが出て、そのうちにプツプツと赤い斑点と水ぶくれが帯状に現れる。湿疹が帯状に現れることから、「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」という病名で呼ばれている。


確かに4歳くらいの時に水疱瘡にかかっている。(その痕が今もわたしの鼻筋の横に残っていて、それは長らくコンプレックスの一つだった。)

30年ほどもたった今、おそらく妊娠したことによる抵抗力の低下で、あの時のウイルスが暴れだしているなんて!!!聞いてないよー!である。

ふと気になって、聞いてみた。

「あの…頭皮にも傷があるみたいなんですけど、もしかして、これもそうですか?」

傷は左のおでこと頭皮のキワの部分にあるのだ。そう、ちょうど左まぶたの斜め上のところ。左側ばかり受難だわ、と思っていたことが頭をよぎった。
そうね、ここも同じ神経帯だからね、これもそうよ、と先生。

子どもにケガをさせられたわけじゃなかった。子ども、冤罪だった。(かかと落としも殴ったのも事実ではあるけど;笑)


何よりショックだったのは、水疱瘡のウイルスが活性化してるということで、子どもにうつしてしまう可能性があること。慌てて母子手帳を確認。水痘ワクチンは2回ちゃんと接種していたので、万が一うつしてしまっても、重症化することは無さそうだけれど…それにしても、うつしてしまうかもしれないというそれだけで、「母親としてどうなの…」と猛省。


そして。わたしは今現在妊婦なのである。薬、飲めるのだろうか?そもそも、帯状疱疹はお腹の子に影響は無いのだろうか?

お医者さんは「水痘ウイルスは接触感染か飛沫感染なので、胎児に影響はほぼ無いと思って大丈夫」と。飲み薬で処方される抗ウイルス薬も、影響は殆ど無いだろうから、それよりも一刻も早く帯状疱疹の治療をすべきとのことで塗り薬と錠剤をもらってきた。


産前産後は抵抗力が落ちるよ、というのは色んなところで目にするけれど、1人目の時は幸い、大きなトラブルに見舞われることもなく、すんなりと出産できた。ところが今回はどうだろう。まさかこんな事になるとは。

帯状疱疹は見た目にもグロテスクだし、何より痛いし痒みもある。まさか妊婦生活ラストスパートの今、こんな病気に罹るなどとは思ってもみなかった。

とにかく出来る限り身体を休めて、早期回復につとめたいと思います。とほほ。