追い詰められる母親を助けて
こんなツィートを見つけた。
僕はあまり詳しくなくて適切なアドバイスが出来ないのですが、率直に感じたのは一刻も早く医療機関(精神科)に行って「もう限界だ」ということを伝えるのが良いのかなと思います。僕は限界がきたらそうしようと心に決めながら過ごしていました。最後の砦を #peing #質問箱 https://t.co/ApSfz08EvN pic.twitter.com/WnRmkZRK2Z
— カピパラおじさん (@woodybuzzmitai) 2018年4月9日
自分の中で作ることで、ここまでならなんとか大丈夫、ここまで来たらもう駄目と線引きする事ができれば自分を客観的に見ることができて冷静な判断が出来るのではないでしょうか。ストレスの発散に関してはやはり子どもと離れる時間を作るのが良いと思います。子育て相談機関、医療機関、利用できるもの
— カピパラおじさん (@woodybuzzmitai) 2018年4月9日
辛い。読んでいるだけで辛くなってくる。うちにも2歳半の男児と0歳の男児がいるのだ。明日はわが身だ。
この呟きに対して、ぶら下がるリプライは優しい。同じような境遇で苦労されているママさん達が励ましと共にアドバイスをたくさん送ってくれている。この質問者さんに届くかな?届くといいな。多くのアドバイスの中から、質問者さんの心に響くものが何かあって、実際に行動に移すことができればいいのだけれど。
わたしもこの場合は
- 医療機関を受診する
- 行政の相談窓口などに相談する
- 行政を上手く活用して子どもと離れる時間を持てるようにする
- 夫との家事育児の分担について話し合いする場を持つ
これくらいが必要だと思う。
とは言え、医療機関を受診するのには3歳1歳を連れて行くわけにはいかないかもしれない。予約を取って行ったとしても診察などである程度の時間がかかるし、状態によっては投薬治療などが必要になることもある。そうなると、自分の身体にあった薬が見つかるまでは、薬の副作用などで倦怠感や頭痛などが酷くなることも多いと聞く。
やはり、早急に誰かの助けが必要なのだ。出来れば家族。それも一番頼りにしたいのは子どもの父親・夫だ。
辛いのだと、病院に行きたいのだと話をしたら、この人の夫は協力してくれるだろうか。・・・この内容を見ている限り、難しそうな気がしなくもないが。
こういう無責任な父親の話を見聞きする度に、どうしてこういうことになってしまうんだろうと頭を抱えてしまう。ワンオペ育児になってしまう労働環境が悪いのか。「女は家庭を守る」という古い固定観念の所為なのか。(これは男性だけじゃなくて、女性でも抱いている人が多い気がする)
悲しいことではあるけれど、夫を動かすことが出来ないのなら、行政の窓口を利用する方が早いだろうか。経験からも市の保健師さんなどは当たりハズレもある気がしなくもないけれど・・・どうか、どうか、理解のある方・対処の早い方に巡りあって、少しでも早くこの質問者の方が救われますように。
以前にも同じように家事育児に追い詰められて、ついには子どもに手をかけてしまった女性の裁判のニュースについて書いたことがある。
育児って、こんなに心を蝕まれるくらい辛い思いをしてまで母親が一人で頑張らないといけないものなんだろうか。それは決して子どものためにならない。もっともっと、父親と母親とが手と手を携えて、楽な気持ちで笑って泣いてを繰り返しながら育児できる世の中にならないだろうか。
ハード面(長時間労働の解消、父親の育児休業取得推進)でもソフト面(人々の家事育児に対する認識の変化)でも大きく変わらなければいけない時が来ていると思う。50年ほど前のように、すぐ側に頼って里帰りできる実家があるわけでも、義実家があるわけでもなく、親戚も近所づきあいも薄くなっている今、母親と乳幼児が孤立するような環境はどんどん無くしていかなければ、不幸な母と子は増える一方な気がする。
今、小さなお子さんを持つお父さん。これから子どもが生まれる予定の男性の方。いつか家族を持ちたいと思っている若い方。あなたの大切な人を守るために、健やかに幸せにしてあげるために、多くの時間を妻と子どもに割いてあげてください。仕事は大事。もちろん大事。でもそれ以上に時間をかけて、妻と子に手をかける。それが一番大事だと思います。