24/7

24時間、週に7日。妻であり、母であるわたしの雑感。

「男性が育休をとってもいいの?」という疑問について

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育休取得を周囲の親族や友人に伝えた時に、多くの人(特に年配の方に)に訊かれた質問があった。

「奥さん(わたしのこと)も休んでるのに、旦那さんも休むの?」

この問いかけの時のニュアンスにはいくつかパターンがあって、①制度として休んでよいことになっているのか?というニュアンスで訊いてくる場合と②そもそも育児は女性の仕事なんだから、男性が育児のために休む必要があるのか?という響きをこめて訊いてくる場合がある。


たしかに、そう思われるのも仕方がないかな?
制度面の話で言えば、育児休業と一口で言っても各社各々制度も違えば、その制度について日頃から積極的なアナウンスがあるわけでもない。わたしもそうだったように大多数の人は育児休業について、ほとんど何も知らない。実際に「育休取得しなくては」という状況になった時に、あれこれ調べて、自ら情報をとりにいって初めて会社や国の制度のこと、手続きのこと、その他諸々がわかった!というのが普通かな。

そして、「男性が育児の為に一定期間仕事を休むべきなのか?」という疑問に対しては、とてもわかりやすくまとめてくれているブログがあるので、紹介します。

 

パパ半育休からの時短なう

 

そもそも、「妻が働いてないんだから育児は任せればいいじゃん、なんで夫が育休取る必要があるの?」と思う方もいるかもしれません。
そういう方にはぜひ「産後うつ」とか「産褥期」とかでググって10個くらい記事を読んでいただきたいですが、とにかく、産後は

・出産という大イベントでそもそも女性は体力がものすごく下がっている

・しかし家族が増え、家事タスクも大幅に増えてやることが多くなる

・さらに母体におけるホルモンバランスが出産を機に大きく変化するので情緒面でリスクが高まる

と、たいへんづくめで、妻1人で家のことをやるなんて無理ゲーです。
そういった問題を解決するために里帰り出産という手段があったわけですが、実家が遠かったり、二人目出産だったりすればハードルが上がりますし、そもそも里帰りしてもせいぜい1~2ヶ月で戻ってくるわけで、その後待っているのはやっぱり無理ゲーモードだった・・・というケースも少なくないでしょう。

そこで、夫が育児の立ち上がりの時期に育休を取って妻をサポートするというのが大事になってくるわけです

 

…とまぁ、こういうこと。これが全て。

わたしも産後ひと月以上、里帰りで自分の実家にいたし、夫はわたしの産後鬱や肥立の良し悪しは全く気にしてなさそうだけれど…
でも男性の育休取得について「すべての人が育休とるべきだ!とは思わないけれど、逆に取らない選択をする人って、赤ちゃんの時期は一瞬なのに、自分の子どもの成長の瞬間を見逃したくない、少しでも長く子どもと一緒に居たいとは思ったりしないのかな?」と言っている。


体調の面でも、精神的な面でも、身近な人にサポートしてもらえる環境は産後の女性にとっては本当にありがたいし、男性自身も積極的に家事育児に携わることで気づきになることも多いはず。制度も整っているのならぜひ取ってみて!と、わたしは年の近い男性の友人にはお勧めしている。


そして年配の方には…「今どきは男性も育休をとって取る時代なんですよー!」と笑いながら、ちょっぴり皮肉っぽく伝えるようにしている 笑