24/7

24時間、週に7日。妻であり、母であるわたしの雑感。

友情は自分で手入れしないと続かないと思った話。

近頃、自分から会いたいと思ったり近況を知りたいと思った友だちにLINEをするようにしている。
「久しぶり、最近どうしてるかな?って思って連絡してみたー!」

これには、理由がある。


30代も半ばになると、自分も周囲の友だちも生活スタイルの優先順位が変わり始めた。
仕事、家庭(子ども)、この辺りが中心になってくる。平日は仕事、休日は家庭のスケジュールでどんどん埋め尽くされていく。あとは自分の習いごととか。
日々、目の前のことをこなしていくことに精いっぱいで、休日に友だちと約束して映画を観に行く、とか、花金の仕事終わりに飲みに行く、とか、そういう20代半ばには毎週のようにしていたことからどんどん遠ざかっていく。友だち自体から遠ざかっていく。


ある日、子どもを遊び場で遊ばせて、自分はそれをゆるーく見守りながら、その事に気がついて無性に寂しくなった。
「あれ?わたし、最近夫以外の大人と喋ったかな?」

ふとした疑問だったけれど、後からボディブローのようにジワジワときいてきた。

このまま段々と連絡も途絶えて、久しぶりにあっても中々話が噛み合わず「もう…またしばらくは会わなくてもいいかな…?」って思って、更に疎遠になって、そのままフェードアウトして…
気づけば子どもの手が離れて「さて、誰かとお茶でもしたいな!旅行とか行きたいな!」と思った時に、気軽に声をかけられる友だちが居ないとしたら…
ゾゾゾッ。そんなの寂しすぎる。悲しすぎる。絶対嫌だ。


別に、連絡を取りたくないから絶っているわけじゃない、ただ何となく「そのうちねー」「落ち着いたらねー」と思ってるうちに、自分が思った以上に時間の流れは早すぎて、気づけばもうどれ位会ってない?連絡してないんだろう?…という状態になってるんだ。
きっと、相手も同じなんだと思う。


そして、冒頭に戻るわけです。
友情は、手入れをしないと続かない。例えるならば曲がり角を曲がったお肌のよう。日々のケアを怠ると、カサカサぱさぱさになってしまうんだ。

友だちが久しぶりに連絡をくれること、些細なことでもLINEを送ってくれたりすること、わたしは決して嫌な気がしない。わたしを思い出してくれたことがとても嬉しい。
だからわたしも、こまめに友だちに連絡をとろうと心に決め、出来るだけ実行している。


久しぶりに突然わたしから他愛もない連絡がいっても、何事かと驚かないでほしい。それは「わたしは、あなたと、これからも仲良くしたいんだ」というラブレターです。
友情関係が錆びつかないようにするための、オイルのようなものなので、これからも気軽に仲良くしてください。